利益を生み出せるかどうかは管理会計の違いが決定的な要素になります。(売上ではなく利益であることに注意)

管理会計を使って会社の損益を大幅に改善させることが可能です。そのためには、管理会計に3つの機能を持たせることが重要です。

①動機づけ機能
②羅針盤機能
③不正防止機能

①動機づけ機能について
粗利にフォーカスした管理会計は利益獲得の基盤となります。実行するのは次の3つだけです。

■目指すものは粗利(業種によっては営業利益)にターゲットを絞る
■毎日(少なくとも毎週)獲得した粗利(部門別、チーム別、個人別など)を全社員に開示する
■毎週、粗利改善検討会を実施する

粗利は社員の行動のガイドラインとなり、モチベーションを著しく高めます。この3つをルーチンとして徹底することにより、会社の最終利益は大きく改善することになります。粗利にフォーカスした管理会計は利益獲得の基盤ともいえるほど重要です。

②羅針盤機能について
会社が向かっている方位を正確に示す羅針盤として、あたかも「車のインパネ(ダッシュボード)」を見ているかのように、現時点の経営状態が一目でわかるようにします。会社が正しい方向に向かっているのかどうかを判断するためには、現状の問題点、危険度が即座に把握できなければなりません。インパネに表示する指標は次のようなものです。

■前年同期対比(全社、部門別)
■予算達成率・着地予想(全社、部門別)
■流動比率・負債比率など
■在庫回転率の推移(潜在的な滞留在庫を推察する)
■月次棚卸差異の推移(横領などの先行指標となる)
■売掛金滞留月数(潜在的な滞留売掛金を推察する)

これらが一定のスパン(毎日、毎週、毎月)で算定されることにより、一目で会社の状態が把握できるようになります。

③不正防止機能について
徹底的に社内を「粗利にフォーカス」させることの副作用として「売上や利益の水増し(粉飾)」「会社資産の横領」などを誘引することがあります。これらは社内の適正な競争を阻害します。皆が競争に対する公平感を失うと、社内のモチベーションは大きく下がり、さらなる不正や手抜きが横行することになります。そこで、これらの不正行為を防止する機能を管理会計に組み込みます。不正の起きやすい会計上のリスクポイントは業種ごとに特定できます。一定の値(設定値)を超えると会計上の異常値として検出できるようにします。(管理会計のアラーム機能)

これら管理会計の3つの機能を適切と言えるレベルで整備できている会社は中小・中堅企業では数パーセントしか存在しないと思われます(私見)。決して新たな会計システムを導入するのではありません。今ある会計システムをそのまま利用して管理会計の3つの機能を働かせるのです。適切に機能すれば会社の収益状況は一変します。

是非とも管理会計の力を有効に活用して、長期的に継続して利益を生み出す組織を構築していただきたいと思っております。この個別セミナーではそのエッセンスを解説いたします。

■個別セミナーは随時受付
 料金45,000円(税込)/約3時間(日程は調整して決定。複数で参加の場合には一人当たり2万円の追加となります。貴社における集合研修として実施する場合の料金についてはご相談ください)

なお、当方の監査・調査の繁忙期はご要望の日程での調整が難しいこともございます。ご了承のほどお願いいたします。

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